2022-06-07

京都の旅

 

奇抜な風姿と前衛的音楽で世界を魅了し、2016年に没した英ロックアーティストのデビット・ボウイは日本、とりわけ京都が大のお気に入りの場所だったそう。

京都市内の俵旅館、古川町商店街など生前立ち寄った場所がいくつもあるが、その中でもデビットの心を刺激した場所の一つが、正伝寺。

洛北西賀茂にある正伝地寺の山門をくぐると、本堂までなだらかな階段状の参道がのびており、一歩足を踏み入れると、そこは別世界に身を置いたような静寂に包まれる。

整然とした枯れ山水庭園やその先にそびえる比叡山の眺めは素晴らしく、わび・さびの禅の精神文化をひしひしと感じる。

デビット・ボウイが座ったであろう場所に座り、この小さなお寺になぜ心奪われたか・・・。そんなことを考えていたら、時間はあっという間に過ぎた。。

 

この景観に感激し、涙を浮かべたとの秘話もあるデビット・ボウイ、奇抜なファッションで派手なイメージがあるが、実は繊細で美的感覚の豊かな人物だったのだろう。

以前スイスに留学中、街中の銀行でデビット本人に遭遇するという幸運な出来事があった。とっさにその場にあった銀行のメモ用紙にサインをお願いした時もにこやかに対応してくれたことは今でも良い思い出だ。

 

 

 

 

 

 

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