洛北の原谷に位置する個人のさくら苑。代々の当主が、農園内の木々や桜の手入れを楽しんできましたが、その美しさが人々の間で評判となり、桜の季節だけ一般に公開されるようになりました。このさくら苑は「原谷苑」と名付けられ、京の桜の隠れ里として知られています。

広さ約4千坪の敷地には、20種類以上の桜が約450本植えられています。特に紅しだれ桜は、樹齢70年を超える約65本を含む250本が、3月下旬から4月中旬に見頃を迎え、苑内を濃いピンク色に染め上げます。また、4月中旬から下旬にかけては、遅咲きの桜も満開を迎え、静かで豪華な春のひとときを長く楽しむことができます。